マイケル・ポーターの経営戦略を徹底解説します【Ayway-Learning】
2021/09/25
なんとなくで経営してませんか?
今日は経営戦略のプロ中のプロ。マイケルポーターの経営戦略をわかりやすくお伝えしていきます。
3つの経営戦略
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マイケルポーターの考える経営戦略には、「コストリーダーシップ」「差別化」「集中化」という3つの基本的な戦略があります。
それぞれ簡単に解説していきます。
・コストリーダーシップ戦略
どのライバル会社よりも低コストで製造・販売を行うことで優位に立つ戦略
・差別化戦略
自社の製品やサービスに独自性(品質・性能・ブランド力など)を持たせることで、価格を高く設定し、優位に立つ方法
・集中化戦略
市場をセグメントし、狭い範囲をターゲティングすることで、経営資源(ヒト・モノ・カネ)を集中させ、優位に立つ方法
自社が打ち出している方法はどれに当てはまるのか?
自社が打ち出すべき方法は何なのか?
あなたは答えることができますか?
もし、「経営戦略を簡単にしか練れておらず、なんとなくで経営をしてしまっている」
と、少しでも頭をよぎったら、これを機に戦略を練り直してみてください。
経営戦略の練り方
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5F(ファイブフォース)分析って聞いたことありますか?
これは、マイケルポーターの提唱した分析方法で、5つの競争要因から分析しよう!
といったものです。
その5つの要因が以下のものです。※簡単な書き方に直しています。
・買い手の交渉力
・売り手の交渉力
・ライバルの脅威
・新規参入の脅威
・代替品の脅威
恐らく、これだけではなんのこっちゃわからないと思いますので、
例を挙げて説明していきます。
ここでは、レストラン会社を5F分析していきます。
・買い手の交渉力
:買い手(顧客)はホスピタリティーの高さや商品品質の高さを求めている。そのため、安さを求めている顧客とは別枠になるため、買い手の交渉力はそこまで高くはないが、高品質を低コストで維持していかなくてはいけない点については注意が必要。
・売り手の交渉力
:ライバルよりも高品質でこだわりある食材を使っている。そのため、台風や景気により、食材にかかるコストが変動しやすい点は注意。
・ライバルの脅威
:ガストやビックボーイ、サイゼリヤ、しゃぶしゃぶ温野菜など飲食店は全て脅威になり得る。
安さを求めるだけでなく、分煙や女性専用席の導入。家族割など独自のサービスにより、ライバル社よりも優位に立てている。
・新規参入の脅威
:大手チェーンも多く、すでに成熟しきっている市場なのでそこまで脅威は強くない。
・代替品の脅威
:ウーバーイーツや出前間などの成長。コンビニ食のバリエーションの増加
結論:代替品の脅威が大きいので、対抗すべく、デリバリーを開始する。おうちでも簡単に高品質な食事がとれるよう、冷凍食品を出す。
など、ここは経営者によって打ち出し方が変わるでしょう。
このように、自社の置かれている状況を視覚化することで、うやむやに経営戦略を練るのではなく、
「こうだからこうする」といった理にかなった経営戦略を打ち出すことができるのです。
Ayway-Learningでは、一緒に経営戦略を練るだけではなく、自分一人でもさまざまな状況に対応できるよう、
動画学習や勉強会も開催しております。
まずは一人で悩まず、無料経営相談にお越しください。